東洋医学臨床論
東洋医学臨床論は弁証論治(八綱弁証)が核心。虚実・表裏・寒熱の鑑別は繰り返し問われる重要テーマ。経絡病証は十二経脈の知識と連動する。臨床問題の土台となる重要科目。
出題統計・重要度分布
年度別・この科目の出題数推移
各年度でこの科目から出題された問題数(6年計 199 問)
🗺 初学者向け学習ロードマップ
この順番で学習すると理解が積み上がります
⭐ 第35回 学習優先テーマ(S・A級)
出題数 TOP8第29〜34回 合算(問数)
⚠ よく間違えるポイント
✗ 虚証と実証の症候を逆にする
虚証は「正気の不足」(舌淡・脈細弱・倦怠感)、実証は「邪気の亢盛」(舌紅・脈弦数・充実した痛み)。「虚=足りない、実=過剰」で覚える。
✗ 是動病と所生病の発生機序
是動病は経脈の変動による症状(経脈自体の問題)。所生病は臓腑の機能異常による症状(臓腑が「所生」する病)。「是動=経脈が動じる」で区別。
🔮 第35回 狙われそうなテーマ
過去4年の出題推移・出題頻度・未出テーマをもとにした予測です
弁証論治(八綱弁証の鑑別)
治則(汗法・下法・清法等)への展開も増えている
経絡病証(是動病・所生病)
第34回で未出だったため第35回で出題の可能性が高い
テーマ一覧(全12件)
運動器・神経疾患の鍼灸治療
B標準各種疾患の治療 › 運動器・神経疾患の局所治療 › 絞扼性神経障害・スポーツ障害・顔面神経麻痺・神経根症
絞扼性神経障害の治療穴(正中神経=内関・大陵、尺骨神経=神門・小海、橈骨神経=偏歴・陽渓、腓骨神経=陽陵泉・懸鍾)。スポーツ障害(テニス肘=曲池・手三里・阿是穴、膝蓋腱炎=犢鼻・梁丘)。顔面神経麻痺は後遺症期(顔面拘縮・病的共同運動)に強刺激を避ける。神経根症はデルマトームに対応した頸夾脊穴・局所穴を選択。
6回
出題
各科疾患・症状別の鍼灸治療
A重要各種疾患の治療 › 症状別の弁証と選穴 › 腰痛・肩こり・頭痛・不眠・月経痛・冷え症・顔面神経麻痺
腰痛の弁証(腎虚=慢性・腰膝酸軟、血瘀=刺痛・固定・夜間増悪、寒湿=冷えで増悪・重だるい)。頭痛(肝陽上亢=頭頂・後頭部脹痛・弦脈、緊張型=後頸〜肩の筋緊張〈風池・天柱・肩井・合谷〉)。痺証の行痺・痛痺・着痺・熱痺。冷え症は陽虚型が最多(命門・腎兪・関元に灸)。2026年版では疾患名を割愛し「症候」を①定義②病態生理③鑑別と主要な原因疾患④適否の判断⑤主要な病証と治療方針⑥鍼灸治療と生活指導 の6観点で捉える形に再編された。
6回
出題
経絡治療・配穴法則と経脈病証
A重要弁証論治 › 経絡弁証と治療 › 是動病・所生病・配穴法則・難経六十九難
経脈の是動病・所生病から罹患経脈を特定し要穴(原穴・郄穴・絡穴・五兪穴)を選択(循経取穴)。配穴法則:表裏配穴(原絡配穴)、前後配穴(兪募配穴)、上下配穴。難経六十九難「虚すればその母を補い、実すればその子を瀉す」=五行の相生関係を用いた子母補瀉。
6回
出題
臓腑弁証
S最重要弁証論治 › 臓腑弁証 › 五臓の病証・合病(心腎不交・肝脾不和・心脾両虚)
肝気鬱結(精神抑鬱・易怒・胸脇脹痛・脈弦→疏肝理気)、心脾両虚(動悸・不眠・健忘+食欲不振・倦怠→補益心脾)、心腎不交(不眠・動悸・盗汗=心火亢盛+腎陰虚)、肝脾不和/肝胃不和(ストレス誘因の胃もたれ・胸やけ・脈弦→疏肝健脾)、腎陽虚(畏寒・腰膝酸軟・五更泄瀉→温補腎陽)。
5回
出題
気血津液弁証
S最重要弁証論治 › 気血津液弁証 › 気虚・気滞・気逆・血虚・血瘀・陰虚・陽虚・痰湿
気虚(倦怠・少気懶言・自汗・活動で悪化・脈虚)、気滞(脹痛・気分で変動)、血虚(顔色萎黄・爪甲蒼白・心悸・月経量少)、血瘀(刺痛〈固定性〉・紫暗舌・渋脈)、陰虚(潮熱・盗汗・五心煩熱・舌紅少苔・脈細数)、陽虚(畏寒肢冷・夜間頻尿・五更泄瀉・舌淡胖・脈沈遅)、痰湿(舌胖大・厚膩苔・滑脈)。
5回
出題
弁証論治
A重要弁証論治 › 八綱弁証 › 陰陽・表裏・寒熱・虚実の弁別と治則
八綱弁証(陰陽・表裏・寒熱・虚実)を中心に、各弁証の症候を対比表で整理。臓腑弁証・気血津液弁証・経絡弁証の概要も把握。「証」概念の理解が前提となる最重要テーマ。
4回
出題
四診(脈診・舌診)と証の把握
A重要弁証論治 › 四診と診断 › 望聞問切・脈状・舌質と舌苔
脈状と証(浮=表証、沈=裏証、遅=寒証、数=熱証、虚=虚証、実=実証、滑=痰飲・食積・妊娠、渋=血瘀・血虚、弦=肝胆病・痛証・痰飲)。舌質(淡=虚寒、紅=熱、紫暗=血瘀)と舌苔(黄=熱、白=寒、膩=痰湿)。四診を統合して八綱→臓腑→気血津液の順に証を絞る。
3回
出題
経絡病証
B標準弁証論治 › 経絡弁証 › 十二経脈の病証(是動病・所生病)
霊枢「経脈篇」の是動病・所生病の概念を理解。各経脈の病証の特徴(症状パターン)を経脈ごとに整理。経絡弁証と臓腑弁証の相互関係も押さえる。
3回
出題
八綱弁証(表裏・寒熱・虚実・陰陽)
A重要弁証論治 › 八綱弁証 › 表裏・寒熱・虚実・陰陽の弁別と六経弁証
八綱弁証の手順はまず表裏(病位)を判断し、次に寒熱・虚実・陰陽へ進む。表証(発病急・悪寒発熱並存・脈浮・発汗法で治療)と裏証(臓腑病・脈沈)。実証(拒按・脈実・実則瀉之)と虚証(喜按・脈虚・虚則補之)。六経弁証の少陽病(往来寒熱・口苦・咽乾・脈弦)。
0回
出題
災害医療と鍼灸師の役割
C参考災害医療の原則(CSCATTT、START法トリアージの4区分:赤・黄・緑・黒)と災害サイクル(超急性期〜復興期)。鍼灸師は主に避難所・仮設住宅で、生活不活発病・不眠・肩腰部痛・冷え・エコノミークラス症候群予防などの慢性期のケアに関わり、医療チームと連携する。2026年版で災害現場・被災地における鍼灸師の役割が明記された。
0回
出題
緩和ケアにおける鍼灸
C参考緩和ケアは重い病に伴う身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛(全人的苦痛)を和らげ QOL を高めるケアで、がんに限らず早期から適用する。多職種の緩和ケアチームの一員として、鍼灸は悪心・倦怠感・疼痛・末梢神経障害などの症状緩和に補完的に関わる。2026年版で「各保健領域における鍼灸治療の在り方」に緩和ケアが明記された。
0回
出題
根拠に基づいた鍼灸治療(臨床研究とエビデンス)
C参考臨床研究の種類(症例報告・観察研究・RCT・システマティックレビュー/メタアナリシス)とエビデンスレベルの階層、ランダム化・盲検化・対照群の意味。研究倫理はヘルシンキ宣言(被験者保護)・インフォームドコンセント・倫理審査委員会が柱。2026年版で東洋医学臨床論に大項目「根拠に基づいた鍼灸治療」が新設された領域。
0回
出題