鍼灸国試

東洋医学概論

東洋医学概論は陰陽論・五行論・気血津液・蔵象など基礎理論を学ぶ科目。五行論と蔵象は出題数の多い中核テーマ。弁証論治や経絡経穴の理解の土台になるため、最初に取り組むべき科目。

6年出題数: 96問収録テーマ: 11件S×2A×4B×3C×2目安: 40〜60時間
東洋医学概論の過去問を解く第29〜34回の実際の国家試験から東洋医学概論の96問を1問ずつ・正答と解説つきこの科目の予想問題を解く東洋医学概論の予想問題(オリジナル問題)を1問1画面で・解説と図解つき(全15問)

出題統計・重要度分布

S 最重要2件(18%)A 重要4件(36%)B 標準3件(27%)C 参考2件(18%)

年度別・この科目の出題数推移

16第29回
16第30回
16第31回
16第32回
16第33回
16第34回

各年度でこの科目から出題された問題数(6年計 96 問)

🗺 初学者向け学習ロードマップ

この順番で学習すると理解が積み上がります

1
陰陽論A

対立・互根・消長・転化の4関係から始める

2
五行論S

五臓×五色・五味・五季の対応表を丸暗記

3
気血津液A

気の4種と営気・衛気の走行の違いを確認

4
蔵象A

五臓の「主る」機能を一臓ずつ固める

5
六淫(外因)B

六邪の性質と侵す臓腑を対応付けて覚える

6
七情(内因)B

七情と五臓の対応(怒→肝・思→脾等)

7
東洋医学の歴史C

主要医学書と医家のセットを最後に確認

⭐ 第35回 学習優先テーマ(S・A級)

出題数 TOP9第29〜34回 合算(問数)

⚠ よく間違えるポイント

✗ 相乗と相侮の方向性

相乗は相克と同方向の「過剰な克」。相侮(侮り)は相克の逆方向。「乗(じょう)は跨がる→強い方向へ」「侮(ぶ)は侮る→逆らう」で覚える。

✗ 脾の季節は長夏(土用)

脾の五季配当は「夏」ではなく「長夏(土用)」。五行・土行に対応する季節は梅雨から夏の終わりにかけての長夏。

✗ 七情と五臓の対応(悲と憂)

悲(ひ)は肺に属する。憂(ゆう)も肺に属する。喜は心、怒は肝、思は脾、恐は腎、驚は腎(または心)に属する。

✗ 営気は脈中、衛気は脈外を行く

営気は脈管の中(脈中)を流れ栄養を届ける。衛気は脈管の外(脈外)を流れ体表を防御する。逆にしないこと。

🔮 第35回 狙われそうなテーマ

過去4年の出題推移・出題頻度・未出テーマをもとにした予測です

出題確率 高

五行論(相生・相克・対応表)

相生・相克の対応表は繰り返し狙われやすい安定したテーマ

出題確率 高

蔵象(五臓の機能と表裏関係)

腎の蔵精・主水・納気など機能問題が近年増加

出題確率 中

七情と五臓への影響

第34回で出題、第33回でも出題の継続傾向

出題確率 中

六淫の性質と侵す部位

未出年度が増えると復活する可能性がある

テーマ一覧(全11件)

四診と弁証の枠組み

S最重要

東洋医学 › 東洋医学概論 › 診察・弁証

望診(舌診)・聞診・問診・切診(脈診・腹診)の四診と、八綱・気血津液・臓腑弁証という証を立てる枠組み。東洋医学概論としての「診察と弁証の基礎理論」で、臨床論の具体的弁証(tcm-clinical)の土台。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

経絡系統と経脈病証

A重要

東洋医学 › 東洋医学概論 › 経絡・経脈病証

経絡系統(正経十二経・奇経八脈・十五絡・十二経筋・十二経別・十二皮部)の構成と、各経脈の是動病・所生病。経絡経穴概論の部位問題と対をなす「経絡の生理・病理」。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

気血津液

A重要

生理 › 気血津液 › 気血津液の生成・運行・機能・病変

気の種類(元気・宗気・営気・衛気)と機能。血の生成と循行。津液の種類(津・液)と分布。それぞれの病変(気虚・気滞・血虚・血瘀・痰飲など)まで整理。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

蔵象

A重要

生理 › 蔵象学説 › 五臓六腑の機能と相互関係

心・肝・脾・肺・腎の機能(「心は血脈を主る」等)と病変を徹底理解。六腑との表裏関係も必須。奇恒の腑の種類と「蔵精気而不瀉」の概念も押さえる。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

東洋医学の治療原則(補瀉・刺法の基礎)

B標準

東洋医学 › 東洋医学概論 › 治療総論

補虚瀉実・寒熱・標本などの治療原則、補瀉手技の基礎、九刺・十二刺・五刺の古典刺法、湯液療法の概説。概論レベルの「治療の考え方」で、はり理論の術式やtcm-clinicalの配穴の前提。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

六淫

B標準

病因病機 › 外因 › 六淫の概念・性質・致病特徴

風・寒・暑・湿・燥・火(熱)の性質と侵す臓腑・引き起こす症状を対応表で整理。「風は百病の長」などの格言も出題される。季節との対応も確認。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

七情

B標準

病因病機 › 内因 › 七情の概念と五臓への影響

喜(心)・怒(肝)・憂(肺)・思(脾)・悲(肺)・恐(腎)・驚(腎)と五臓の対応を暗記。七情が過度になると各臓の気機を乱すことを理解。病因論の内因として整理。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

五行論

S最重要

東洋医学の基礎理論 › 五行論 › 五行の相生・相克・相乗・相侮

相生・相克・相乗・相侮の関係と五臓・五腑・五色・五味・五季・五方・五志・五声・五体・五官の対応表を完全暗記。東洋医学の基礎理論を支える最重要テーマ。

5回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

陰陽論

A重要

東洋医学の基礎理論 › 陰陽論 › 陰陽の概念・属性・相互関係

対立・互根・消長・転化の4関係を理解。臓腑(陰臓・陽腑)、気血、寒熱、表裏への応用を整理しておこう。「陰中の陽」「陽中の陰」の概念と五臓の陰陽分類も押さえる。

3回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

日本伝統医学(古方派・後世派・折衷派・腹診)

C参考

日本伝統医学は中国医学を受容しつつ日本で独自に発展した。後世派(曲直瀬道三ら・李朱医学)、古方派(吉益東洞ら・傷寒論重視・万病一毒説)、折衷派、考証学派の系譜と、日本独自の診法である腹診(中医学との違いの代表例)、打鍼術(御園夢分斎)、管鍼法(杉山和一)。2026年版で東洋医学概論に大項目「日本伝統医学」が新設された。

0回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

東洋医学の歴史

C参考

東洋医学の基礎理論 › 東洋医学の歴史 › 主要な医学書と医家

黄帝内経・難経・傷寒論・神農本草経などの成立年代と内容概要を把握。張仲景(傷寒論)・李時珍(本草綱目)など重要医家と著作の対応を整理。日本への伝来と、日本伝統医学(後世派・古方派・折衷派、腹診・打鍼術・管鍼法)が中医学とどう異なるかも確認。

0回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回