鍼灸国試

医療概論

医療概論は医療保障制度・医の倫理・チーム医療の3本柱。医療保険/国民医療費と医師患者関係は繰り返し問われる中心テーマ。数値や制度名の正確な暗記よりも、制度の趣旨と関係の型(IC・パターナリズム)を理解することが得点につながる。

6年出題数: 24問収録テーマ: 7件A×3B×4目安: 15〜20時間
医療概論の過去問を解く第29〜34回の実際の国家試験から医療概論の24問を1問ずつ・正答と解説つきこの科目の予想問題を解く医療概論の予想問題(オリジナル問題)を1問1画面で・解説と図解つき(全10問)

出題統計・重要度分布

A 重要3件(43%)B 標準4件(57%)

年度別・この科目の出題数推移

4第29回
4第30回
4第31回
4第32回
4第33回
4第34回

各年度でこの科目から出題された問題数(6年計 24 問)

🗺 初学者向け学習ロードマップ

この順番で学習すると理解が積み上がります

1
医療保険制度と国民医療費A

被用者保険と国保の対象者、国民医療費に含まれない費用から始める

2
介護保険制度と社会保障A

保険者は市町村。第1号・第2号被保険者の年齢区分を固める

3
医療提供体制(医療法・医療計画)B

5疾病5事業と病院の機能分化

4
インフォームド・コンセントと患者中心の医療A

ICとパターナリズムの対立関係を理解

5
医の倫理・生命倫理B

主要宣言の対応(ヘルシンキ・ジュネーブ・リスボン)を最後に暗記

6
チーム医療B

「対等な連携・情報共有」が望ましい姿という原則で解ける

⭐ 第35回 学習優先テーマ(S・A級)

出題数 TOP7第29〜34回 合算(問数)

⚠ よく間違えるポイント

✗ 国民医療費に「含まれない」もの

正常分娩費・健康診断費・予防接種費・差額ベッド代は含まれない。帝王切開など保険診療となる医療行為は含まれる。「予防」目的の費用は原則含まれないと覚える。

✗ 介護保険の保険者は市町村

保険者は市町村・特別区であり、国・都道府県ではない。第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40〜64歳の医療保険加入者。

✗ インフォームド・コンセントとパターナリズム

ICは患者の自己決定権の尊重に基づく。パターナリズム(父権主義)は医療者が患者に代わって決定する態度で、ICと対立する概念。混同しない。

✗ 主要宣言の対応

ヘルシンキ宣言=医学研究の倫理、ジュネーブ宣言=医師の職業倫理(現代版ヒポクラテスの誓い)、リスボン宣言=患者の権利、アルマ・アタ宣言=プライマリヘルスケア。

🔮 第35回 狙われそうなテーマ

過去4年の出題推移・出題頻度・未出テーマをもとにした予測です

出題確率 高

医療保険制度・国民医療費

数値と含まれる/含まれない費用の判別が繰り返し問われる安定したテーマ

出題確率 高

インフォームド・コンセントと医師患者関係

パターナリズム・セカンドオピニオン・患者役割との対比が今後も続く見込み

出題確率 中

介護保険制度

保険者・被保険者・ケアマネジメントの基本は繰り返し出題

出題確率 中

医の倫理(国際宣言)

第33・34回で連続出題、宣言名と内容の対応が狙われる

テーマ一覧(全7件)

介護保険制度と社会保障

A重要

医療の提供体制 › 社会保障制度 › 介護保険の保険者・被保険者・ケアマネジメント

介護保険の保険者は市町村・特別区(国・都道府県ではない)。第1号被保険者(65歳以上)・第2号被保険者(40〜64歳の医療保険加入者)を区別。ケアプラン作成は介護支援専門員。労働者災害補償保険は公費医療ではなく労働保険。

5回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

医療保険制度と国民医療費

A重要

医療の提供体制 › 医療保障制度 › 医療保険の種類・国民医療費の範囲

被用者保険(協会けんぽ・組合健保・共済・船員)と国民健康保険(自営業者等)の区別、加入者最多は協会けんぽ。国民医療費に含まれないもの(正常分娩・健康診断・予防接種・差額ベッド代)を暗記しておこう。

4回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

インフォームド・コンセントと患者中心の医療

A重要

医の倫理 › 医師患者関係 › インフォームド・コンセント・パターナリズム・患者役割

インフォームド・コンセントは患者の自律・自己決定権の尊重に基づく。パターナリズム(父権主義)は医療者が患者に代わって決定する態度で、ICと対立する概念。パーソンズの患者役割・サックマンの病気行動の段階も出題。

4回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

チーム医療

B標準

医療の提供体制 › 医療従事者の連携 › チーム医療の意義と多職種連携

チーム医療で望ましいのは職種間の目的・情報の共有と対等な連携。職種間の固定した上下関係、リーダーの固定、患者を意思決定から排除することは不適切。

3回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

医の倫理・生命倫理

B標準

医の倫理 › 医療倫理の原則 › 倫理綱領・国際宣言・ターミナルケア

主要宣言の対応(ヘルシンキ=医学研究倫理、ジュネーブ=医師の誓い、リスボン=患者の権利、アルマ・アタ=プライマリヘルスケア)を暗記。ターミナルケアの目標はQOL維持と苦痛緩和。現代的概念として患者・市民参画(PPI)、利益相反(COI)、アドヒアランス(患者が主体的に治療方針の決定に参加し実行)とコンプライアンスの違い、小児等へのインフォームド・アセントも押さえる。

3回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

難病対策

B標準

医療の提供体制 › 公費負担医療 › 指定難病と難病医療費助成制度

難病の医療費助成の主な役割は研究の推進で、社会福祉・公衆衛生ではない。指定難病は診断基準が確立し患者数が一定以下などの要件を満たすもの。受給者証所持者数の多い疾患の傾向も確認。

2回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

医療提供体制(医療法・医療計画)

B標準

医療の提供体制 › 医療法と医療提供施設 › 医療計画(5疾病5事業)・病院の機能分化

医療計画の5疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患)5事業(救急・災害・へき地・周産期・小児)は2次医療圏ごとに策定。地域医療支援病院・特定機能病院の要件と、医療安全支援センターの根拠法(医療法)を整理。

2回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回